亡くなった家族の車も安心して処分!相続?廃車?買取?迷った時の手続きガイド
投稿日: 2025.10.6 / 更新日: 2025.10.15
突然の別れで残された車、どう処分すればいいのか迷う方も多いはず。名義や相続、税金、ローンなど複雑な手続きも、ポイントを押さえれば安心です。
この記事では、実際の事例を交えながら、亡くなったご家族の車をスムーズに処分するための方法をわかりやすく解説します。
まず確認!車の所有者と使用者が違う場合の処分方法
名義が違う車は勝手に処分できる?
所有者が亡くなった・行方不明の場合の対応
ローン会社・ディーラー名義の車はどうする?
相続する車を処分する場合の重要ポイント
普通車と軽自動車で異なる手続き
相続税・未納税・ローン残債の確認方法
相続手続きや名義変更でお困りの方はジェイカーズへ
ジェイカーズでの相する続車の買取事例をご紹介
ケース1:兄弟の突然の訃報、車だけでもご安心いただきたい
ケース2:車好きの叔父の遺品を他社で査定。しかし…
ケース3:ディーラーで手放すか迷っていた息子さんの決断
ケース4:名義変更せずに使っていた車の売却相談先は
ケース5:故人の想いを尊重して売却したご家族の選択
まとめ:亡くなられた方の車の処分もお気軽にご相談ください
まず確認!車の所有者と使用者が違う場合の処分方法
所有者と使用者が異なる車の処分は、実は珍しくありません。家族や親族が使っていた「いらない車」を処分したい、亡くなった人の車をどうすればいいか分からない…そんな悩みは多くの方が抱えています。
車の相続に関わる手続きは、名義やローンの有無によって異なり、買取・廃車の選択にも影響します。
まずは「勝手に処分できるのか?」「名義変更は必要?」「ローン会社名義の車は?」といった疑問を整理していきましょう。
名義が異なる車は勝手に処分できる?
名義が異なる車は、原則として勝手に処分できません。民法では財産の処分は所有者の権利とされており、第三者が無断で廃車や売却を進めると、所有権の侵害にあたる可能性があります。自動車の名義変更や抹消登録などの手続きは、所有者の同意が不可欠です。
名義の異なる車の処分には以下のような対応が必要となります。
状況 | 必要な対応 |
---|---|
所有者と連絡が取れる | 委任状+印鑑証明+譲渡証明書を取得 |
所有者が亡くなっている | 相続手続き → 名義変更後に処分 |
所有者と連絡が取れない | 原則処分不可。放置車両対応へ |
亡くなった人の車を処分する場合や車の相続に関する詳細は、次の見出しで解説します。まずは車検証で所有者を確認しましょう。
所有者が亡くなった・行方不明の場合の対応
所有者が亡くなっている場合、車の相続の手続きが必要です。相続人が名義変更を行うか、相続による抹消登録を済ませたうえで廃車や売却などの処分が可能になります。
一方、所有者が行方不明の場合は、いらないからと言って車の処分は原則としてできません。勝手な処分や売却は所有権の侵害にあたるため、失踪宣告などの法的手続きが必要になる場合もあります。
なお、普通車と軽自動車では必要書類や手続きが異なるため、詳細は後述の見出しで解説します。放置車両として強制的に抹消されるケースもあるため、早めの対応が重要です。
亡くなった人の車の処分方法でお困りの方は、まず車検証で所有者を確認し、状況に応じた手続きを進めましょう。
ローン会社・ディーラー名義の車はどうする?
車検証の所有者欄がローン会社やディーラーになっている場合は、亡くなった人の車の処分、あるいは車を相続する前に「所有権解除」の手続きが必要です。これは、ローン契約が完済されていることを確認し、所有権を個人に移すための重要なステップです。
ローンが残っている場合、相続人が支払いを引き継ぐか、相続放棄を検討する必要があります。完済済みであれば、ローン会社やディーラーに連絡し、完済証明書・印鑑証明・所有権解除に必要な書類などを取得することで、名義変更や「買取」「廃車」などの処分が可能になります。
いらない車の処分を進めるには、まず車検証で所有者を確認し、ローン会社やディーラーに連絡を取りましょう。適切な手続きが、安心とスムーズな相続処理につながります。
相続する車を処分する場合の重要ポイント
故人名義の車は相続財産に該当するため、先述の通り相続人であっても勝手に廃車や売却などの処分はできません。亡くなった人の車の処分を進めるには、まず相続人が名義変更を行うか、相続による抹消登録を済ませる必要があります。普通車と軽自動車では必要書類や手続きが異なるため、注意が必要です。
また、相続人が複数いる場合は、誰が車を引き継ぐかを決める「遺産分割協議書」または「遺産分割協議成立申立書」のどちらかの作成が必要になるケースもあります。車の相続には法的な手続きが伴うため、スムーズにいらない車の処分を進めるには、まず車検証で所有者を確認し、相続手続きの準備を始めましょう。
亡くなったご家族の車を処分する基本ステップは以下となります。
普通車と軽自動車で異なる手続き
相続する車の処分では、普通車と軽自動車で必要な手続きや書類が大きく異なります。車の処分を進める際、車種によって準備すべき書類や流れが変わるため注意が必要です。
普通車の場合は「相続手続き→名義変更→廃車」の順に進める必要があり、名義変更には車の使用者の住所を管轄する運輸支局(旧陸運局)へ戸籍謄本・遺産分割協議書・印鑑証明などの提出が求められます。一方、軽自動車は「名義変更のみで廃車可能」で、手続きが比較的簡素です。
普通車 | 軽自動車 | |
---|---|---|
手続きする場所 | 運輸支局 | 軽自動車検査協会 |
相続手続 | 必要(遺産分割協議書など) | 不要 |
名義変更に必要な印鑑※ | 実印+印鑑証明 | 不要 |
戸籍謄本・除籍謄本 | 必要 | 不要 |
廃車までの流れ | 相続→名義変更→廃車 | 名義変更→廃車 |
※2025年現在、東京・神奈川エリアでは軽自動車の名義変更に伴う押印は不要となっております。
車種ごとの違いを理解して、スムーズに「買取」「廃車」などの手続きを進めましょう。
相続税・未納税・ローン残債の確認方法
車も相続財産の一部であり、亡くなった人の車を処分したり、車の相続を進めたりする際には、税金やローンの未払いがある場合、相続人が責任を負う可能性があります。
処分前に以下の項目を確認しておくことが大切です。
- 相続税:車の評価額が高額な場合は課税対象になる可能性あり
- 自動車税:未納分がある場合、相続人が納付義務を負う
- ローン残債:車検証の所有者欄や金融機関への照会で確認
債務状況を把握しておくことで車の処分も安心して進められます。相続放棄を検討する場合も含め、事前に確認することが重要です。
相続手続きや名義変更でお困りの方はジェイカーズへ
相続手続きが必要な車を売却する場合、他社ではなかなか細かく面倒を見てくれなかったり、免許がなく運転もできないのに車を持ってこさせようとしたり、名義変更手続きで費用をとろうとしたり、あまり気持ちよく売却することが難しいケースがあります。その他、どこから何をすればいいのか、ご不安な方も多いかと思います。そのような方は、是非一度ジェイカーズにご相談ください。
東京都町田エリアで車買取歴30年以上のプロが、亡くなられたご家族の方、残されたご親族の方それぞれのお車への想いを大切に、相続手続きのご相談や名義変更など含め、しっかりと対応させていただきます。
ジェイカーズでの相続する車の買取事例をご紹介
相続した車の処分には、名義やローン、税金など複雑な問題が絡みがちです。亡くなった人の車の処分について悩む方の多くが、何から手をつければいいのか分からず不安を抱えています。
ジェイカーズでは、そうした状況に寄り添いながら、車のお手続きだけでも安心していただけるようしっかりと対応いたします。ここでは、実際にジェイカーズへ相談し、安心して相続する車を処分できた6つの対応事例をご紹介します。
ケース1:兄弟の突然の訃報、車だけでもご安心いただきたい
車の所有者であるお兄さまが突然の病で亡くなり、残されたご兄弟でお兄様が乗られていたハリアーの処分をすることになりました。突然の訃報で、どこでどんなお金を借りているのか、支払いの必要があるのか、何もわからない状況でした。
そんな中、ジェイカーズへご相談いただき、事情をお伺いし、少なくとも車に関してはご安心いただけるよう親切丁寧に対応させていただきました。
ケース2:車好きの叔父の遺品を他社で査定。しかし…
ご家族の方から、亡くなった叔父様の車について相談がありました。車好きの方で複数台を所有しており、トヨタタンドラとスクラムトラックのご相談でした。
お話をお伺いしたところ、ご家族はすでに他社に査定を依頼されていましたが、対応した若いスタッフは修理歴の確認や提示金額も曖昧。信頼できる対応とは言い難く、不安を抱えているご状況でした。
そんな中、ジェイカーズの口コミを見てお問い合わせいただきました。修理歴を踏まえた買取金額をしっかりと提示するだけでなく、名義変更やアフターサービスについても丁寧に対応させていただきました。
ケース3:ディーラーで手放すか迷っていた息子さんの決断
お父様が亡くなって間もなく、息子さんからジェイカーズに「フォレスターの処分について相談したい」と連絡が入りました。以前にもご利用いただいたことがあるリピーターの方で、今回は相続した車についてのご相談でした。すでにご自身の車を2台所有されて、置き場所の無いフォレスターをスバルの店舗に置いていたものの、そのまま置き続けるわけにもいかず、お困りのご様子。
当初はディーラーで手放すことも検討されていたそうですが、手続きの流れや対応スピードに不安があり、最終的にジェイカーズへご依頼いただきました。連絡を受けてから迅速に対応し、査定に訪問した当日に、その場で契約・振込・引き取りまで1時間で対応。置き場所に困っており、なるべく早めに解決したいとのことで、迅速に対応させていただきました。
ケース4:名義変更せずに使っていた車の売却相談先は
ホンダのザッツは、亡くなったお父様名義のまま、以前は息子さんが通勤用として使っていた車でした。しばらく使わない間にバッテリーが上がり、車検も迫ってきたため「そろそろ手放そう」と売却を検討することに。
いくつかの業者に査定を依頼したものの、金額や対応に納得がいかず、決めきれずにいたそうです。そんな中、ジェイカーズに相談。査定額だけでなく、「名義変更はいつ、どうやって行うのか」「引き取った後の手続きはどうなるのか」といった点も、具体的かつ丁寧に説明させていただきました。
ケース5:故人の想いを尊重して売却したご家族の選択
亡くなったご主人が愛用していたクラウンについて奥様よりご相談いただきました。タウンニュースでジェイカーズの存在を知り、「ここに処分を頼んでみようかしら」と娘さんにもご相談。ご主人がクラウンに乗ることを心から喜んでいたことを思い、「ただ処分するのではなく、想いを尊重して安心できるところに託したい」と考えられていたそうです。
ホームページもご覧いただき、ジェイカーズにご連絡いただきました。亡くなられたご主人のクラウンへの想いを尊重して対応させていただきました。
まとめ:亡くなられた方の車の処分もお気軽にご相談ください
所有者でない車の処分は、何かと不安がつきものです。特に亡くなった方の車の処分では名義変更や相続手続きが必要になります。
ジェイカーズなら、お客様の気持ちに寄り添いながら、状況を丁寧に確認し、納得のいく査定を実施。相続する車の買取対応実績も豊富なプロが対応いたします。出張査定料・名義変更料もすべて無料で、不安な手続きも、安心してお任せいただけます。まずは、お気軽にご相談・お問い合わせください。